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International Space Apps Challenge 2015 に参加してきた

2015/4/11-12 に行われたInternational Space Apps Challenge 2015(略称 ISAC 2015)に参加してきたのですごく久しぶりですがエントリーを書いてみることにしました。

ISAC って何?

ISACで検索すると法人金融のサイトがトップに出ますがもちろん違いまして、NASA主催の世界同時ハッカソンです。今年で4回目ぐらいになるんでしょうか。理由は聞いたことが無いですが大体この時期開催のようです。

以前、日本だと東京会場だけでしたが、今年の日本は東京を含めた5会場になりました。

このエントリーを読んでISACに興味を持っていただけたら幸いです。来年は会津会場に泊まりがけとかやったら面白いかなと思っております。

ISACそのものの話に戻しますが、ISACの本サイトに行くとChallenge が40個ぐらい?(ちゃんと数えていない)あります。このChallenge がお題となっていてそれに合わせたものを作り、オープンソースで公開するというHackathonになります。各会場で審査を行い、上位2チームと投票賞を受賞したチーム、計3チームがグローバル審査に進みます。

グローバル審査は動画を撮影し期日までにYoutubeか何かにあげてURLを登録すると審査が行われるようです。グローバル審査に進んだことが無いためよくわかりません><

Hackathon イベントをなぜNASAが主催でやっているのかというと衛星から取得できるデータ等はすべてオープンデータとして公開されているのでそこに興味を持ってほしいというのが根本にあるようです。個人的にあんまり気にしてないのでよくわかりません><

何作ったの?

穀物のシルクロード-The Silk Road of Crops- というモノを作りました。国ごとに穀物の生産量等から一人あたりの量を算出し、量が多い国、少ない国を5段階で表記でマッピングしました。また、一人あたりの量が少ない国(下から1, 2段階の国)に関しては、一人あたりの量が多い国(上から1, 2段階)の中から距離が近い国 3つをピックアップしこの国から輸送すれば輸送費がかからなさそうだよねというのを見えるようにしました。

当日のプレゼン資料はSlideshare に共有していただきました(私が発表したわけではないので)。

www.slideshare.net

作成したモノは以下のURLにあるものです(PCで見るのを想定)

KomugiSilkLoad

穀物と書きましたが、Hackathon 期間中に表に出せる段階まで行ったのは小麦だけです。とうもろこし、米のデータは取得し、JSON化まで終わらせてありますのでデータの取得先を切り替えるだけで対応できるはずです。

一人あたりの量の5段階表記なんですが、そのまま出すと味気ないためキャラを作っていただき、すごく痩せている状態からすごく太っている状態で表すようにしました。

また、チームにAzure エバンジェリストがいたため Azure 上で動作しています。

楽しかったポイント

国際連合食糧農業機関(FAO)のオープンデータを FAOSTAT から取得し、処理したのですがまず、データの種類の豊富さに驚きました。また、国連の機関が2050年の人口予想データを1年毎のデータを加盟国分用意しているのにもびっくりしました。

データを処理し、並び替えた時にいろいろな知見が得られそうで楽しかったです。

それから、宇宙からのデータを使っていないのにもかかわらず、すごく賞賛してくださる方がいて本当に本当に良かったです(本当は気象データも使いたかった)。

反省ポイント

4人ぐらいでスタートする予定だったのが当日になって10人に膨れ上がってしまい難易度が上がったというのもあるのですが、個人的にはチームマネジメントという点ではかなり出来が悪かったのかなという印象が強く残っています(詳しく下記ませんがリーダー不在状態だったっていうのもでかい気がしますが)。

個人的にフォローしておくべきところだったなというポイントを書いてみます。

  • 最初にデザイナーさんにモックを作ってもらい、ここに向かうという点が共有できなかったこと(いっぱい話しましたがやはり1枚絵を書いてもらうほうが良かった)
  • 上であげたことと関連しているのですが、話している時間がどうしても長くなってしまい、肝心なプロダクトの機能を増やすとか質を上げるとかに注力しづらかったこと。特に、作業を止めてまでその話をするのかということが多かった気がしています。
  • 指示の仕方(そもそも基本、合議で進めるのに指示というのもおかしいですが)がすごく絶対王政的な感じになってしまったこと

一番申し訳なかったなという点は、Hackathon は個人個人が楽しくすすめてなんぼだと思っているのですが、勝ちに行くことを強くやりすぎてしまい、つまらない体験をさせてしまったなという点です。休みの日に行なっていることなのに大変仕事っぽくなってしまったというのは残念なポイントでした。

なにはともあれ

Hackathon 自体は面白く、また、オープンデータを調べてみるとこんなデータも公開しているんだとびっくりします(そして、使いにくさにもびっくり)。

Hackathon に参加することをきっかけに宇宙のこと、宇宙から観測できるすごく身の回りのこと(それこそ気象データとか)に興味持ち、因果関係を導き出し、具現化するというのは大変刺激的ですごく楽しいです。

NASAのChallengeが段々仕事っぽくなっているのが気がかりですが)来年も参加するつもりで考えているのでぜひ一緒に出ましょう(もしくはチーム勧誘してください)。

 

ではまた!